Googleの新しいIDE「Antigravity」を導入したが、標準の状態ではVS Codeのようにエクスプローラーの右クリックメニュー(コンテキストメニュー)から起動することができない。
そのため、今までは一回作業したいディレクトリでコマンドプロンプトを起動し、antigravity .でAntigravityを呼び出していた。
しかしさすがに何回も繰り返すのは大変になってきたので、右クリックで表示されるメニューから直接Antigravityを起動できるようにした。
本記事では、レジストリを編集して「Antigravityで開く」というショートカットメニューを追加する方法をまとめる。
1. 実行ファイルパスの特定
レジストリスクリプトを作成する前に、Antigravityの実行ファイル(.exe)がどこにあるかを確認する必要がある。環境によってインストール先が異なる場合があるため、以下の手順で正確なパスを取得する。
まず、Windowsのスタートメニューやタスクバー検索で「Antigravity」を検索する。表示されたアイコンを右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択する。もしショートカットのフォルダが開いた場合は、そのショートカットをさらに右クリックして、再度「ファイルの場所を開く」を選択する。Antigravity.exe 本体があるフォルダに到達したら、Antigravity.exe アイコンを右クリックし、「パスのコピー」を選択して控えておく。
2. レジストリ登録用スクリプトの作成
以下のツールを使用すると、パスを入力するだけで、ご自身の環境に合わせた適切なレジストリファイル(.reg)を自動生成してダウンロードできる。
レジストリファイル作成ツール
Antigravity.exe のパスを入力すると、自動的にエスケープ処理を行い、すぐに使える .reg ファイルを生成・ダウンロードできます。
手動で作成する場合(参考)
仕組みを理解したい場合や手動で作成したい場合は、以下のコードを参考にしてほしい。パス部分の \\(ダブルバックスラッシュ)などのエスケープ処理に注意が必要。
|
|
記述時の注意点
スクリプトを編集する際は、パスの区切り文字に注意が必要。Windowsのファイルパスは通常 \ を使用するが、レジストリファイル内では \\ と二重にしてエスケープする必要がある。例えば、C:\Program Files\Antigravity は C:\\Program Files\\Antigravity と記述する。
また、パスにスペースが含まれる場合に備えて、パス全体を \"(エスケープされた引用符)で囲む形式にしている。これにより、Program Filesのようなスペースを含むディレクトリにあっても正しく動作する。
3. 設定の適用
ダウンロードした .reg ファイルをダブルクリックして実行すると、確認ダイアログが表示される。「はい」を選択してレジストリの編集を実行する。
通常は即座に反映されるが、もしメニューが表示されない場合は、タスクマネージャーから「エクスプローラー」プロセスを再起動するか、PCを再起動することで反映される。
なお、上記のツールを使わずに手動でファイルを作成する場合は、文字コードを「UTF-16 LE」で保存することを推奨する。筆者の環境ではこの形式で正常に動作することを確認できている。
4. 設定の削除方法
もし追加したメニューを削除したい場合は、以下のスクリプトを同様に .reg ファイルとして保存し、実行する。これにより、追加したレジストリキーが削除され、元の状態に戻る。
|
|
5. 検証環境
本記事の内容は、以下の環境で動作確認を行っている。
- OS: Microsoft Windows 11 24H2 (Version 10.0.26100.7462)
- Antigravity: Version 1.13.3